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時間が速く過ぎない方法

 ここにいらしたみなさんは、歳を経るごとに時間が速くなってゆくと、感じているのではないでしょうか。

 それを遅くする方法があるというと、驚かれるかも知れません。しかしその方法はあるのです。

 それは満足して時間を過ごすということです。言い換えれば、過ごした時間に疑念をいだかないということです。

 子供の頃、あなたは「時間を無駄にしちゃった」などと考えたことがありましたか。私はありません。夏休みの終わりになれば、確かに「あーあ、休みが終わっちゃうよーっ」と思いはしましたが、過ごした時間そのものを後悔したことは無いのです。そんな子供の頃の時間は、今より遥かに遥かに長かったと思います。

 しかし大人になって私たちは、色々余計なことを考えるようになってしまいました。今日はあれをしなくてはならない、これもやらなくてはならない....などですね。そして大いなる決意のもとに一日を始めたはずなのに、やりたいことの半分もできずに一日が終ってしまう。その結果、先延ばししたことへの後ろめたさと喪失感だけが残ってしまうのです。

[補足]
 実は「生物的時間」という考え方があって、その考え方では時間の長さは精神的なことに依るのではなく「科学的にそうなっている」という説もあるのですが、私自身はそんなのまっぴらごめんです。

 なぜそうなってしまうのでしょう。それは「タイムマネジメントができていないからです」と言うのは簡単ですが、実はそうではありません。タイムマネジメント用のツールを売っていながらこう述べるものおかしいですが、タイムマネジメントなどというのは、時間をうまく使うための方法にすぎないのです。

 最も大切なのは、私たちの心構えです。

 カルロス・ゴーン氏のルネッサンスという本の中で、富井史郎(日産常務)がこう語っています。
「プレッシャーはありますが、ストレスはまったくありません」
「以前は現在ほどのモチベーションや責任は感じていませんでした」
 つまり富井氏は、プレッシャーをストレスと感じないほど、モチベーションが高い状態に自分があることを言っているのです。

 このような状態にあるとき、富井氏は自分が過ごした時間に疑いを持つでしょうか。そんなことはありません。おそらく一日を終えるとき、充足感が彼を包んでいる筈です。言い換えれば、そのようなモチベーションの高い状態にあれば、ひと時たりとも時間を無駄にはしないはずですから、疑いようも無いのです。

 あなただって、同じような経験はあるはずです。仕事がうまくいって家に帰って冷えたビールを飲んだとき、楽しくはありませんでしたか。嬉しくなかったでしょうか。そんな一日を過ごせたことを幸せに思いませんでしたか。

 もし毎日がそんなだったらどうでしょう。充実した日々に感謝すれこそ、時間がもったいないなんて思いません。その結果、時間は長くかつ楽しいものと思えるのです。

 でも、これは難しいことです。そんなモチベーションが高い状態に自分を置けること自体、稀有なことでしょう。

 では、特別高いモチベーションを持ち得なくても、毎日を楽しく充実して生きていくにはどうしたら良いでしょうか。それには次の三つが必要です。

「自分自身を好きになること」
「全て自分の責任であると自覚すること」
「あなたがより好きなあなたになってゆくこと」

(1)自分自身を好きになること

 今日は頑張ろうと朝は思った。けれど、急な仕事は割り込んでくるし、邪魔も入る、仕事も元々好きじゃなかったりする。高めたはずのモチベーションも次第に下がってきて、ふと、わき道にそれてしまい、WEB検索で時間をつぶしてしまうなんてこともある....かも知れません。

 でも、それで良いのです。それは「あなたが選択した結果そうなった」ことなのですから。

 結局のところ、歳月というのは、私たちが選んだ結果の積み重ねにしか過ぎません。ですから過去を振り返り、後ろめたさや喪失感を感じるということは、自分が選択してきたことを否定していること、つまりは、あなた自身を否定していることになるのです。自己を否定することは、苦しみの材料にはなるでしょうが、生きる活力とはならないのです。

 思ったように一日を過ごせなくても、そんなあなたを、あなたは好きでいてください。そして「あなたが大好きなあなたがしたこと」なのですから、責めるなんてしないでください。

(2)全て自分の責任であると自覚すること

 しかし現実、思ったように一日を過ごせないのは問題かも知れません。でもそれはあなたの責任なのです。元々好きじゃない仕事についたのもあなたが選んだことだし、急な仕事が割り込んでくるのは、「あいつに頼みたい」と上司に思わせるほど、仕事が出来てしまうあなたの責任なのかも知れません。いずれにしろ、つまりは、あなたの責任なのです。

 ではなぜ自己の責任だと認識する必要があるのでしょうか。それは心の安定のためです。不思議ですよね、責任を認めることが心の安定に結びつくなんて。「急に仕事を押し付ける上司のせいだ」と他人のせいにしていた方が楽に思えたりします。でもそれではいつまでたっても心は安定しません。なぜなら「変えられないものを変えようとしても無理」だからです。

 「上司のせいだ」と思うのは言い替えると「上司が仕事を押し付けてこなければ良いのに」と願っているのと同じことです。でも上司はあなたではありません。いくら思ってもあなたは上司を変えることは出来ないのです。

 そしてこの「変えられないものを変えたい」と思う気持ちが、苛立たしさや腹立たしさを招いてしまうのです。ですから、ここはひとつ、腹を決めて下さい。「ええそうです。全て私の責任です。急に仕事をいいつけられても断れなかった私の責任です。だから私がなんとかします」と。

 ほら、なんとなくすっきりしませんか。

(3)あなたがより好きなあなたになってゆくこと

 さてここまでくればもう一息です。自分自身の責任だと認識だけしても、現実は変わりません。望んでいない状態から望むべき状態に移れるよう、あなたがあなた自身を後押しして行動を起こしましょう。

 例えばこんな風にです。混乱するので、夫婦のお話にしましょう。
 あなたの愛する妻が、思ったように一日を過ごせないと悩んでいます。理由を尋ねると「急な仕事をいいつけられて困っている」そうです。理由について色々と話をしていると、どうやら彼女は「なんでも安請負」しがちらしいのです。あなたはどう答えますか。「断る事も大事だよ」と言うでしょうか。

 すると彼女は「どうやって断れば良いのか判らない」と言います。それを聞いて「抱えている仕事のスケジュールを示して、いついつまでは対応できないと言えば良いのでは」とあなたは言いました。

 彼女はあなたの言葉を受けて決心し、「出来ないことは断る」様にしました。その結果、別に恐れていたようなトラブルも起きず、少し時間に余裕が持てる様になったそうです。
 この話を、あなたともう一人のあなたの話、として想像してみてください。もちろんあなたの悩みはこんなに簡単ではないでしょう。しかしやり方は同じです。

 今の自分の「ここをこうするともっと良くなる、もっと自分が好きになる、自分はこうでありたい」というところを見つけて、実行してゆくのです。実行するにあたっては「やりたいことを手帳に記したり、期日を決めたりすると良い」といったテクニックがあります。そういったテクニックや解決策を探すには、本を読んでもいいでしょうし人に相談してもかまいません。ただし、最後は自分で決めて自分の責任として実行することが肝心です。

 たまには失敗することもあるでしょうが、失敗してもご愛嬌。だってあなたはあなたが大好きだし、責任はあなた自身が取ってくれるのですから何も問題ありません。さっさと気持ちを切り替えて、別の方法に挑戦しましょう。そんなあなたはきっと、日々充実していると思います。

 もちろん、タイムマネジメントだってうまく出来る様になるのです。

この記事を書いている今、アテネオリンピックの真っ最中です。
日刊スポーツのコラムの中にこんな記事(真ん中あたりと最後)が出ていました。

そう、もう一人の自分って大事ですね。

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