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ツーカーS(究極の割り切り)

主に農家の方が読む「農業新聞」というのがあるのだが、この新聞に広告が出ている携帯電話の一番の売りは「防水」である。田仕事などをしていて、間違って田んぼに落としても壊れないというのが売り文句なのだ。なるほど、ターゲットを絞った素晴らしい戦略だと思っていたら、ツーカーグループがもっとすごい携帯を発表した。

その名は「ツーカーS」

11月から販売するのだそうだが、キャッチフレーズは「説明書がいらないくらい操作がカンタン」だそうである。発表記事の画像を見ると、番号に#と*、オンフック、オフフックのボタンの他に、スライドタイプの電源スイッチがあるだけ。液晶画面は無い。黒電話なみを目指したということもあって、リダイアルボタンさえ無い潔さである。その代わり、大きいボタンに、音量が大きいスピーカ、待受けだけなら約1ヶ月も充電が不要などという、電話としての基本機能を充実させている。

発表記事にあるとおり、この機種はご年配の方をターゲットとして開発されたみたいだが、この着眼点が非常に良いと私は思う。なぜなら親のスネで携帯通話している若年層よりも、ご年配者の方が払える携帯電話代を多く持っているからだ。こういう方々に買ってもらえれば十分にビジネスとして成り立つを踏んだのだろう。そして、こういった方々が携帯電話を使うにあたって障壁となっているのは、「複雑な携帯の操作」だということを認識し、「黒電話が使える人なら使える」という点まで絞り込んだところが素晴らしい。そう、ここまでしたからこそ、この電話の価値があるのだ。

私が素晴らしいと思ったくらいなのでこの製品、(財)日本産業デザイン振興会主催の2004年度グッドデザイン賞、ならびに同特別賞であるユニバーサルデザイン賞(経済産業大臣賞)を受賞したそうである。なるほど、高齢者以外にも、目が不自由な人などにも使いやすいだろう。発売後の推移がどうなるか、今から楽しみである。

さて、この電話、目が不自由な人やご老齢以外の方も買うかも知れない。それは....証拠を残したく無い方々....じゃないかな?

編集後記(2004.11.30):
 ツーカーSが無事発売となり、こちらこちらにあるとおり、結構好調な滑り出しの様である。

 2ちゃんねるなどでも、この携帯に関する話題が結構もりあがっており、肯定派と否定派、それぞれの意見が参照できて面白い。見ていて、高橋がなり氏が自著の中で言っている「孤独からはオリジナリティが生まれるけど、群れからは妙にバランスの取れた価値のない中庸案しか生まれない」という言葉を思い出した。

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