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某マネー術の怪(投資は祈り?)1.問題点読んでみると結論は(8)以外全部×に思える。確かにそれぞれの対策にはメリットも述べられているのだが、殆ど全てにおいて最後は否定的言葉で終わっている。唯一「ローンを繰り上げ返済しましょう」とだけは述べておられるところからみると: ローンの繰上げ返済以外、老後のための資金対策にお勧めはありません。やるなら自己責任でね。というのが隠れた結論では無いのかしらん、と思う。 ○×というからには「お勧め(○)はこれ、駄目(×)なのはこれ」といった、ダイレクトな記事を私は期待していたのだが、そうではなくて、それぞれの対策の有利・不利を○×で示すので、読者が自身でそれを判断して欲しいというのが記事の趣旨らしいのだ。 しかし、これの何処がマネー術なのだろうか。術とは「すべ」、つまり方法のことである が、この記事では具体的な方法は述べられていない。特に「国が破産しないことを祈りましょう」にいたっては、あなたは何を言いたいのでしょうか?とさえ思う。これではやはりマネー術とは言えない。 最近「笹森儀助の軌跡」という本を読んだ。笹森儀助は明治の探検家といわれているが、私はある意味、真のジャーナリストでもあったと思う。そしてこの本の中に彼の書いた「南嶋探験」の一部としてこのような言葉が出てくる: アア 我同胞中ニ己カ居嶋ニナキ水田ノ貢租ヲ納ル人民アルヲ知ルヤ否ヤこれは西表嶋などで過去に課せられていた人頭税の問題について述べた一部分であるが、私はこの辺りを読んでいて熱くなるのを禁じえなかった。そして儀助のこの報告などがもととなり、人頭税廃止へと進んだのもまたむべなるかなである。 思うに、自らを経済ジャーナリストと称し「国の年金制度は破綻すると思う」とさえ申すなら、「思う」などという半端な表現ではなく、とことんまで国の年金の問題点を追求していただきたいのだ。つまり、この雑誌記事の様な「豊かな老後対策」など必要無くなるように、がんばって頂きたいと願うのである。   前へ   戻る   次へ   Copyright(c) 2004 CoolBeanWorks |