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トリイ・ヘイデンの休暇
(休むのもタイムマネジメント)

 みなさんはトリイ・ヘイデンという作家をご存知だろうか。何らかの問題を負った児童との関わりを綴った実録的な作品を主に発表しているのだが、私は彼女の作品が結構好きでよく読んでいる。その作品の中に「ヘイデンが休暇を取っている」部分があるのだが、そこを読んで、私はすごく違和感を持ったことがある。

 ヘイデンが抱えている児童はかなり特殊な状況にあり、彼女は日々それこそ死に物狂いでそういう生徒と向き合っている。そしてその結果子供たちが徐々に彼女を信頼して行くのだが、そこでふと子供たちを置いて休暇を取るのだ。読んでいる私にしてみると「休暇を取っている間に状態が悪くなるんじゃないか」と心配になるのだが、彼女はあえて休暇を取るのだ。

 そして実際休暇を終えて出てくると、子供の状態が戻っていたりして「ほら、言わんこっちゃない」とまた私は思うし、えてしてこういう話の場合「私を捨てて事にあたるのが美徳」と我々日本人は感じるが、しかし、どうなのだろう。彼女は「休暇を取るべきでは無い」のだろうか。いや、彼女は休みを取るべきなのである。

 ヘイデンの様な仕事を長期に続けていると、その心労は並大抵では無い。そんな状況でヘイデンが休みも取らずに子供と向かい合い続け、体を壊して途中でリタイアしたとしたら、子供達は結局救われずに終わってしまう。だからこそ、ヘイデンはプロとして仕事をまっとうするために、あえて休暇を取り、自分自身を取り戻してから仕事に戻るのだ。

 私事だが、最近かなり忙しくてコラムも書けない状態が続いた。そんな状態でも、とにかく休みを取って仕事から離れ、ただ家族と語らっているだけで気力がある程度回復するから不思議なものだ。なんと言うのだろうか、伸びたゼンマイを巻き戻すのに近い気がする。

 もしあなたが酷い忙しさや何かのプレッシャーに晒されているなら、無理をしても、いや、たとえ嘘をついても、少し休んだ方が良い。正直言って、上からの強い圧力や嵐の様な仕事の忙しさには、小手先のタイムマネジメントなんかでは対抗できないのだ。もし自分の意識が空回りしている様に感じたなら、とにかく休んで、山を越えるための力をとりもどそう。

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