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太っ腹な人々(なぜ彼らはノウハウを公開するのか)

 シェアウエアやオンラインソフトをビジネスとして成立させたいと考えた時、いったいどうやったら良いのか?これに答えてくれる日本語のHPは甚だ少ない。(私も色々探したが、Dicreさんのページくらいしか見当たらなかった)
そこで英語のページを探索すると、Steve Pavlina氏のこんなページを見つけることができた。

 著者はゲーム系のシェアウエアを開発している会社のCEOなのだが、「もしもトッププログラマとトップセールスの講和に参加する機会があれば、トップセールスを選ぶ」と言っている。つまりそれほど「製品も大事だが、マーケティングやセールスがそれ以上に大事である」ということだ。「製品がよければ、それだけで売れる」と考えていた私の目からは、ウロコが何枚も剥がれおちた。

 また、製品企画のフェーズからマーケティングに至るまで、シェアウエアビジネスの仔細(例えば、お金を払ってくれる人を増やす方法とか)なことまで述べてあるので、このコラムを見た方がシェアウエアでビジネスを行おうと考えているなら、是非見て欲しい。ちなみに記事は無料だが「読んで役に立った人は寄付してね」となっているので、役立った人は寄付しよう。

 このページ以外にも、シェアウエアビジネスを行うに際して色々と役立つ所が米国のサイトにはかなりあったが、思うのが「何故この人たちは、ライバルが知りたいであろうノウハウを、無料で公開しているのか?」ということだ。私の場合、シェアウエアビジネスの途についたばかりで、公開する様なノウハウも無いが、仮にあったとしてもそれを無料で公開することに対しては、かなり抵抗がある。我ながら肝っ玉が小さいものだが、日本で類するページを殆ど目にすることが出来ないことを考えると、日本人はそういうものなのか?という気もする。

 しかしこれはケチと太っ腹とか肝っ玉の大小の問題では無く、実は考え方の違いなのだ。カラスは餌を見つけると「独り占めしないで仲間を連れてきて食べる」という習性を持っている。その方が独り占めするよりメリットがあるからなのだが、これと同じで、Steve氏達は、同業者をライバルとして見ているのではなく、仲間として見ているのだ。

 現在シェアウエアはソフトウエア市場中の極わずかな部分を占めているに過ぎない。そのわずかなパイの中で客を奪い合うのではなく、パイ(シェアウエアを使ってくれる方々)を増やすことも必要だと考えてのことだと思う。ビジネスとして成功するほどの品質(製品はむろん、マーケティングやサポートその他を含めてトータルでの品質)の製品が増えてくれば、シェアウエアの地位が上がってパイが拡がると考えており、そのためには良いソフトを市場に出せる仲間が必要なのだ。だからこそ「素晴らしいシェアウエアデベロッパーの世界へどうぞ」と自分たちのノウハウを無償で公開しているのだと思う。

 今の日本においては、シェアウエアという言葉は「金取る」といった感じであり、あまり良い印象を持たれていない気がする。しかし、無料で携帯電話やモデムを配っておいて、最後には利用者からその費用を回収するという様な、人や製品を馬鹿にしたビジネスモデルよりは、「お試し無料・お気に召しましたらお支払いください」というシェアウエアの方が遥かに良心的で、資源の無駄使いが無いという点からも素晴らしいと思う。有料という点に関しては「利用者が価値を見出せるならその対価をいただくのは当然だ」と私は考えている。

 しかしお金をいただく以上は、プロとしての対応をすべきであり、それは安易なことではない。しかしその安易ではないことを行うことでしか、シェアウエアの地位を向上させることはできないともまた思っている。

 幸いSteve氏の様な素晴らしいページも世の中には存在する。私にできることと言えば、彼らの様な成功している先達の助言をありがたくいただいて、活用するくらいである。今後、CoolBeanWorksのサイトで、Steve氏のサイトの様な「成功者からの助言」を述べられるかどうかは判らないが、いつかはそうなれると信じたい。

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